健康しが参画団体MEMBER

滋賀県立大学  ヤングヘルスカレッジ

活動分野、特長

大学では、母性看護学や助産学を担当し、学生たちへの教授活動をおこなっている。大学内のリソースを用い、助産師、看護師の免許をもつ大学教員が、地域に向けて地域の若者の健康支援に携わり、県民の健康に資する活動の創造につなげることが可能である。

取組の内容

日本では、小学校から高等学校まで性教育が行われているところであるが、その内容の多くは、いのちの大切さを基本に、男女の人権の尊重や予期せぬ妊娠の予防や性感染症対策といった、性に関する社会的問題を取り扱うものである。さらに、リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する意識の浸透、性暴力を含めたあらゆる暴力の根絶などを含んでいる。しかし、高等学校卒業後から受胎期までのセクシャルヘルスに関連する健康に対しての教育的なチャンスは、皆無といってよい。学生から社会人へと、この大切なこの時期は、自分自身のライフステージを考え、身体づくりや身体のメンテナンス、結婚について考えてみる、産むこと、就活、パートナーとの関係について考えることなど多くの課題を持つ大切な時期である。この大切な時期に、周産期や性に関する専門職である助産師とともに、現実的にこれからの人生を健康という視点から考える時間を持つ活動を行うことである。若者の健康がより促進されることにつながる。18歳以降の若者を対象とした、プレコンセプショナルケア支援の今後のあり方を構築する活動に取り組む。「プレコンセプショナルケア」に関連した健康教育支援として助産師が行う公開講座として、健康支援に関する「プレコンセプショナルケア」支援に取り組む。その内容は、プレコンセプショナルと健康、ヘルスメンテナンス、生活の中の飲酒と喫煙、若者と考えるリプロダクティブヘルス/ライツとジェンダー、パートナー間のDV、若者の生活とうつ病など、若者の健康に関する内容の取り組みをおこなう。

アピールなど

プレコンセプションヘルスとは、妊娠(受胎)前の健康のことである。これは、生殖に対するヘルスプロモーションを意味する新しい概念である。プレコンセプショナルケアにより、女性も男性もより健康になること、健康な妊娠や出産へのチャンスを増やすこと、さらに女性や将来の家族がより健康な生活を送れることを目指している(今年流行している風疹の予防など)。海外では、米国疾病管理予防センター(CDC)や世界保健機構(WHO)などがプレコンセプショナルケアを提唱している。

所在地

彦根市

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