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vol22

「健康経営」始めませんか?

2022/03/31

昨今、企業を運営していくための戦略として「健康経営」が注目されています。

「健康経営」とは、従業員の健康を重要な経営資源と捉え、健康の維持・増進等健康管理を経営的な視点で考え、実践することで、企業の生産性向上等を目指す経営手法の一つです。

 

これまで、従業員の健康は従業員自身が自己責任で気を配るもの、また企業にとってはコストと考えてこられてきたものです。

しかし、人口減少に伴い、

  • 労働年齢人口減少と従業員の高齢化
  • 深刻な人手不足
  • 国民医療費の増加

といった社会的な課題を背景に、企業がいかに人材を確保し、一人ひとりが活き活きと働くことができる環境を作っていくことができるかが、持続的に活動し、生産性の向上を目指すには不可欠です

健康経営を実践していくことは、社内の活性化・社員のモチベーションアップなどによる生産性向上が期待できるとともに、働き方改革の一環として、社内外に取り組みを発信することで、企業のイメージアップやリクルート効果も期待できます。

健康経営といっても何から始めるべきかわからない方、なんだかハードルが高そうと持っている方に向けて、実践にあたっての5つのポイントを紹介します。

 

健康経営を実践する5つのポイント

1.「健康宣言」を発信

経営者だけが健康経営に取り組もうと思うのではなく、企業全体としての取り組みにしていく必要があります。

まずは、経営者が健康経営の取り組みを、メッセージとして「健康経営宣言」を発信しましょう。

そうすることで、従業員の参画意識を高め、従業員を大切にしている会社だということをアピールすることもできます。

宣言は、自社のウェブサイト、会議室などの社内の目立つ場所に掲示することで、社内外に発信することができます。

宣言には、健康経営の目的が企業の成長であることを明らかにし、企業理念や中長期計画に基づいた内容にすることが望ましいです。

 

2.実施できる環境の整備

健康経営を実践していくためには、社内体制の整備が不可欠です。

健康経営は健康管理を通した経営活動になるため、推進していくために実行力のある組織体制にし、専門部署または兼任の担当者を配置します。

担当者には、健康経営や健康に関する研修を受けることができるよう、経営者は機会提供することなども検討しましょう。

ただし、部署を設置したからと言って一任するのではなく、会社全体が一丸となって取り組む意識を忘れないように。

 

3.具体的な対策を実施

従業員の健康状態を把握し、課題がどこにあるかを理解することが健康経営を実践する上で必須です。

ストレスチェックや健康診断など既存のデータを活用して、自社の健康課題を洗い出します。

他にも、社内アンケートなどで現在の健康状態や不調を感じていることなどを把握します。

その上で、課題解決のために何をどう実践していくのか、目標を立て、取り組み内容を検討・計画します。

計画は、期間を半年、1年などと定め、職場環境や働き方、従業員個人の生活などあらゆる側面から健康へアプローチします。

例えば、禁煙の推進、社内食堂の整備、ノー残業デーの設定、有給休暇取得促進などが会社として取り組めるのではないでしょうか。

また、従業員個人が気軽に相談できる産業医の配置や、健康に関する情報提供、フィットネスクラブ等との法人契約をし、ストレス緩和や運動の機会を提供することも良いでしょう。

 

ただし、一番大切なことは健康に関する取り組みを継続することなので、簡単で楽しく、気が付いたら健康になっていたくらいの取り組みにする方が良いと思います。

 

4.実践した取り組みを評価

設定した目標に向けて実践した取り組みは、必ず効果の検証をするようにしましょう。

評価や検証をしないままだと、健康経営が着実に推進できているかわからず、改善策も講じにくいです。

そのため、定期的に計画した目標の達成度を測ったり、社員へのアンケートなどで生活習慣や健康への意識の改善度合い、満足度、生産性の向上に繋がっているかなどを確認、検討します。

うまくいっていることはレベルアップさせ、うまくいっていないことは見直しをするなど細かく取り組みを改善していくようにしましょう。

 

 

注意すべきポイント

健康経営は一過性のものではなく、継続して取り組むべき企業の活動の一つです。

健康経営に取り組んだからといって、すぐに目標とする成果が得られるとは限りません。

大きな成果は良い意味で期待せず、長い目で見て健康経営に企業全体で取り組んでいく意識を持つことが成功の秘訣です。

 

また、コストをかけなくても実践できる取り組みもあるため、コストをかけずにできることから始め、長く続けられるように活動を展開するようにしましょう。

 

何より、社内でコミュニケーションがとりやすい環境をつくり、従業員一人ひとりの変化に気づきやすい職場づくりを行っていくことが、メンタルや社内の雰囲気にも良い影響を与え、仕事に対するモチベーションアップや生産性向上にもつながります。

 

できることから、健康経営を始めてみませんか?

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